コロナから守る奇跡のパワースポット「元三大師堂」
世界遺産である仏教の聖地、比叡山延暦寺に、それはひっそりと佇んでおります。
横川エリア「元三大師堂」
東塔エリア・西塔エリア・横川エリアの3エリアです。
横川エリアには、横川中堂があります。天台宗の門徒であれば、一度は訪れておきたい所でもあります。毎年9月には、各地から団参に訪れ、千日回峰行を終えた阿闍梨様から、御祈祷をして頂ける、大変霊験あらたかな場所です。
その横川中堂のずっと奥に、元三大師様はおられます。
元三大師
元三大師様は名を良源と言います。天台座主18世であり、天台宗中興の祖とも呼ばれています。朝廷からの贈り名は、慈恵大師と言います。
お正月の三日にお隠れになった事から、元旦の三日に亡くなった大師、元三大師と呼ばれているのです。
お大師さまには、大変多くの逸話が残っています。
角大師逸話、鬼大師逸話、魔滅大師逸話、更に、おみくじの考案者とされています。
とても法力の優れた行者で、民衆の間に多くの奇跡を起こして、沢山の民をお救いになった方です。
天台宗からは、多くのお大師さまが輩出されましたが、民衆の信仰の対象になったお大師さまは、元三大師様、ただ一人だけです。
角大師逸話
今より千年以上前、コロナウィルスの様な人々に多くの死をもたらす疫病が流行しました。元三大師様は、人々を疫病から守るため、祈祷に入りました。その時、お大師さまの側にあった大きな鏡には、お大師さまの姿が、段々と恐ろしい魔物の姿に変わっていきました。弟子の一人が恐る恐るその鏡のお姿を紙に写しとりました。角の生えた、その恐ろしい姿を、版木に書き写し、多くの紙に刷り、民家の戸口に貼り付ける様にお命じになりました。するとどうでしょう、疫病はこの角大師像を恐れ、それ以降、角大師像を貼り付けた家には寄り付かなくなったそうです。
今も生きる元三大師様
現在でも、天台宗の門徒の家には、この角大師像を戸口に貼る習慣が残っています。
元三大師様は、今でも私達を守ってくださっています。この、角大師像を戸口に貼る事により、コロナウィルスの様な疫病だけで無く、五穀豊穣や運気増進など、様々な幸せを運んでくださいます。皆様も一度、比叡山延暦寺の横川エリアにある「元三大師堂」を訪れてみてはどうでしょうか。
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コロナから守るパワースポット「元三大師堂」前編 番組制作とっきー旅の思い出日誌 - YouTube