西日本豪雨災害からもうすぐ1年「被災地の現状を知って下さい」
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たくさんの犠牲者を出した、岡山県真備町の西日本豪雨災害から、まもなく1年になります。
今年も、雨の心配な季節になって来ました。現場の街は、1年経って、現状回復できたのでしょうか。
こんにちは「とっきー」です。
昨年は、私もボランティア活動をしました。被災した家屋の片付けや、ゴミの運搬業務を担当して、豪雨災害の現場を目の当たりにしました。
ボランティア活動
昨年7月は、大変暑く、街はゴミとヘドロにまみれていました。同じ岡山県民として、何か少しでも役に立つべく、ボランティア活動に参加しました。
現場の衛生状態が悪いため、ゴーグルにマスクと手袋が必需品で、出来るだけ肌を露出しない格好をしていた為、ボランティアの方々が、熱中症になるという、2次被害も多く出ました。
正直私も、作業が終わった夕方には、もうクタクタで家に帰ったのを覚えています。
今回、1年経った真備の街を訪れて見ました。
家を捨てた人々
一度水に浸かって、大量の泥に覆われた住宅の復旧は難しく、床を剥いだり、窓を取ってしまって、乾燥させたり大変でした。
それでも、臭い匂いが中々消えなくて、困っている方も大勢います。何より、ここで住み続ける事に恐怖を覚えている方も多く、この場所で住宅を再建する事に決断出来ていないようです。
解体作業がようやく開始
こちらのアパートは、東建コーポレーションの1億円近くする物件ですが、全て台なしで、今頃になってやっと解体作業が始まったばかりです。
再開までの様々な道のり
こちらのスーパーも、1年経って今も休業店舗になっています。
綺麗に再開した店舗や、新しく建て替えた住宅も多くありますが、当時のそのままの状態で、放置されている家や店舗も多く、復旧までの道のりは、まだまだ遠いのではと、感じました。
ようやく復旧工事完了
(ドローンで撮影)
本日6月28日に、ようやく復旧工事が完了しました。小田川の本流や支流の数カ所で、幅広く決壊が起こった為、約1年もの月日が復旧工事にかかりました。堤防の厚みを広げたり、1.5メートル程高くしたりと、大変な作業だったようです。
(ドローンで撮影)
全面通行止めだった、堤防の道も通れるようになり、生活道路の渋滞も、幾分か緩和される事でしょう。
普段は大人しい川
(ドローンで撮影)
こちらは、決壊がひどかった現場の小田川です。見ての通り普段は大した水の流れも無く、川幅も広い為、誰もこの川が、堤防を乗り越える程の大水になるとは、思ってなかったのです。
現在のまび記念病院
こちらは、ニュース映像で何度も流れた、まび記念病院です。水がすっかり引いてしまうと、当時どうだったのか、思い出せない程、現状回復しています。この場所が、あれほどの状態になるとは、誰も想像できなかったのです。
当時の動画を貼っておきますので、その豹変ぶりをご覧下さい。
最後に
災害は、いつどこに来るか、予想も出来ません。私達の備えにも、限界が有ります。
そんな時、頼りになるのが、消防隊員等のレスキューチームです。この様な災害に迅速に対応できるのは、日頃の訓練のおかげです。次回は、そんな彼らの、訓練の成果を競い合う大会にスポットを当ててみたいと思います。
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