京都四大行事「五山送り火」八月十六日
こんにちは「とっきー」です。
京都三大祭りに「五山送り火」をプラスして、京都四大行事になります。
本日は、京都の「大文字焼き」のレポートです。
京都四大行事
五月十五日「葵祭」
七月一日〜三十一日「祇園祭」
十月二十二日「時代祭」
以上が京都三大祭り
八月十六日「五山送り火」
を加え、京都四大行事です。
大文字焼きとは言わない ⁉︎
一般的には、「大文字の送り火」とか「大文字焼き」と呼ばれる事が多いと思います。
岡山では、「五山送り火」を模倣した「和文字焼き」などが、8月16日に和気で行われています。京都では単に「大文字」と、「焼き」を省略して呼ばれているようです。
古の送り火は50以上の山で!
「送り火」の起源は古く、各五山の起源もまちまちです。更に、現代では、五山の送り火ですが、古(いにしえ)の送り火は、50以上の山々で、色んな文字や記号が送り火で焚かれていたとする文献もあるようです。
そもそも送り火とは?
そもそも送り火とは、「盂蘭盆会」の行事の一部であり、精霊を送り届ける伝統的な行事です。 本来、護摩木と呼ばれる小さな木製の木に、自分の願いや病気治癒を書き込み、火床の割木の上で焚きあげると、願いが叶い病気が治るという、信仰があった様です。また、祖先の霊の戒名や法名を書き込み、お焚き上げする事により、霊の足元を照らし、無事に彼岸へ送り届ける意味が、送り火にはあったようです。
五山送り火
「大」
京都市左京区浄土寺七廻り町
「大」の字、又は「右大文字」と呼ばれているのが、京都市左京区の大文字山(如意ケ嶽)です。こちらの山が午後8時に点火され、送り火が5分おきにスタートしていきます。
「妙」「法」
京都市左京区松ヶ崎西山、東山
「妙」は松ヶ崎の西山(万灯籠山)
「法」は松ヶ崎の東山(大黒天山)
起源は、松ヶ崎の村民が日蓮宗に改宗した事と関係があるようです。
「舟形」
京都市北区西賀茂船山
「舟形」は、唐の国からの帰路に、暴風雨にあった、西方寺の開祖、慈覚大師円仁が、「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えたところ、無事に帰国出来たと言う故事が起源のようです。
「左大」
京都市北区大北山鏡石町
「左大文字」は、起源や伝承がハッキリしていない様です。およそ、1670年頃から始まったようです。
「⛩」
京都市右京区嵯峨鳥居本一華表町
「鳥居」は、冒頭の写真です。嵐山の渡月橋から綺麗に見る事が出来ます。
五山の中でも、最も美しいと言われる「鳥居」ですが、点火する山の標高が低いため、市内から見る事は難しいと言われています。
YouTube「旅の思い出日誌」では、当日は嵐山に赴き、五山送り火の「鳥居」と「嵐山の精霊流し」を動画に収めてきます。
ご視聴、よろしくお願い致します。