消防隊員の現場「彼らの一日」
こんにちは「とっきー」です。
今日は、取材をして分かった、消防現場の一日についてレポートします。
消防隊員の身分は、地方公務員になります。各地方自治体により、勤務体系等は異なります。
5分前の精神
(AM8:25)
基本的には、朝8時半がスタートになりますが、全ての時間の5分前に行動を起こす精神が、浸透しています。
- 業務の引き継ぎ
前日当直者との業務の引き継ぎが行われます。確認事項を確認して、当日業務者に引き渡します。
- 朝礼
その日一日の、重点事項、確認事項の申し渡しを行います。
- 車両点検、機材点検
車両ウィンカーやサイレンの作動状況、掲載機材等の確認をします。
- 体操
当日当直者が輪になって、体操を行います。
- ミーティング
事務所内にて、その日一日のタイムスケジュールを確認して、事務ワーク中心の業務に移ります。
(AM9:00)
- 報告書の作成や予防業務を行います。
予防業務とは、管轄消防署管内にある、消火栓等の作動点検や、企業等に出かけて、査察を行うものです。各企業には、基本的に防火管理者が置かれており、防火や避難誘導に関する指導を行います。
具体的には、企業の職員さんに消火🧯訓練を行ったり防火扉の作動状況や、お客さもの避難誘導に関する指導を行う事です。
(PM12:00)
- 食事
基本的には、署内で食事をとります。どこに行くにも、緊急時に出動出来る様に所在を明らかにして、消防署から遠方に離れない様に配慮しています。その為、サラリーマンの様に、お昼に連れ立って、美味しいランチを皆んなでワイワイ食べに行くような事は、禁止になっています。
(PM13:00)
- 車両整備、機材整備
午前中に作動確認した車両や機材等の整備を行います。また、午後の訓練に備えて、機材の調達や、防護服、ロープ等のセッティングを行います。
- 訓練業務
季節や受け持ち区域により違いますが、消火や救出を想定した、訓練や、体力維持のトレーニング等を行います。
取材した日は、これから季節が夏になるので、夏場の救助を想定した、ワザと日中の暑くなる時間帯に重ね着をして、防火服のまま、消防署近辺を時間をかけて、ランニングを行いました。こうする事により、実際の救助現場での、体力の消耗にも耐えられる肉体造りを行なっています。
(PM6:00)
- 夜間の当直業務
ライト類の整備状況の確認や、各々自主トレーニング等を行い、食事をします。22時以降の仮眠も出来ますが、各自の判断に任され、朝まで連絡業務に携わる方もいるようです。
(勤務体系)
基本的には、3つの勤務体系が有ります。
日勤業務
2交代業務
3交代業務
一般の消防士の場合は、24時間勤務の、2交代業務を行う自治体が多いようです。
例えば、24時間勤務の次の日が、非番で自宅待機、その次の日が休みと言う様な感じです。
(その他)
休みと言えども、いつ如何なる時でも対応するのが、消防隊員です。いつでも所在を明らかにして、遠方に行かず、長期の旅行も出来ません。県外等に休暇で出かける時も、行動予定を常に明らかにしています。ある程度のプライベートは犠牲にして、業務に専念する誇り高き職業です。