海上自衛隊日記 5 「心理適正検査」自分の将来が決まる‼️
画像出典:海上自衛隊公式引用
こんにちは「とっきー」です。
画像出典:海上自衛隊公式引用
海上自衛隊では、色々な職域が有ります。艦船を操る「航海関係」。ミサイルや機銃を操作する「射撃関係」。敵の艦船や潜水艦を探知する「水測関係」など様々です。
心理適正検査
それらの職域は、自分の希望で決まるわけでは有りません。海上自衛隊の教育隊入隊時に、色々な試験や検査をします。その検査の一つに、「心理適正検査」と言うものがあります。それは、色々な音域の音を聞き分けたり、様々な質問から成り立っています。その検査の結果に応じて、個人の持つ適性が判別されます。
受けた検査の結果、高い適性を示した職域に、上官から、本人の希望を聞き、決定していきます。適性が低い分野は、たとえ希望しても、その職域で働くことは難しいでしょう。
海上自衛隊の花形
画像出典:潜水艦訓練学校公式引用
航空自衛官の花形がF35(当時はF15)戦闘機のパイロットなら、
海上自衛官の花形の職場は、ズバリ「潜水艦」です。それは、希望しても、職域に適性があっても、中々乗船する事が困難だからです。
入隊時に受けた色々な検査や試験の結果、得点上位の40%の隊員しか、潜水艦乗船の資格はありません。更に、心理適正検査により、上位40%の隊員の内、潜水艦の適性があるもののみ、「潜水艦訓練学校」の試験を受ける事が出来るのです。その後の様々な身体検査等により、フルイにかけられます。私が入った横須賀教育隊の内、「潜水艦訓練学校」に入所出来たのは、私を含め3名程でした。
潜水艦乗員の優遇
この様な事情から、潜水艦乗員になる人数が限られる為、潜水艦乗員には、様々な優遇制度があります。例えば、通常の水上艦乗員は、隊内の5〜10人の共同部屋で寝起きします。ところが、潜水艦乗員にのみ、当時は新築のマンションの様な建物を建ててもらい、そこで生活が出来ました。やはり、とても精神的にキツイ潜水艦生活なので、通常の陸上生活時は、リラックスできる様に、とても工夫されています。
食事も、海上自衛隊で一番良い物が提供されます。更に手当ても、陸、海、空自衛隊で一番高給取です。
例えば、航空自衛隊のジェットパイロットは、基本給の60%の手当てが付きます。しかしそれは、ジェット機に乗っている間の時間だけなので、とても短いです。
ところが、潜水艦乗員の場合、同じ基本給の60%の手当てが付きますが、潜水艦の乗っている間、全部の時間が対象です。潜水艦は24時間勤務ですし、一度出航すると、どこの港にも寄港しません。数十日を海の中で過ごし、その全てがに対し、乗船手当てが付くのです。ですから、ジェットパイロットの給料とは比べものにならない、高給取りになるのです。
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