とっきー&なっきー「旅の思い出日誌」

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昨年の西日本豪雨災害で活躍「水難救助車」その他の消防車両紹介

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こんにちは「とっきー」です。

ニュースでも連日報道され、死者50名以上と言う、大変な被害だった岡山県の真備町豪雨災害から、間も無く一年になります。復旧工事もやっと終わりましたが、今年も不安な季節になって来ました。

街全体が水の中に沈んでしまうと言う、衝撃的な事態に活躍したのが、岡山市消防局所有の「水難救助車」です。

 

水難救助車

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この車両には常時、水上バイクと救助用のボートが搭載されており、迅速な水難救助を行う事が出来ます。真備町の様な豪雨災害の場合、信じられない様な水かさになり、多くの人が2階や屋根に上がって救助を待ちました。通常、自衛隊が出動要請を受けて救助に当たる場合、大部隊の為、救出部隊の編成や資材の積み込み等に時間がかかります。その為、まず消防のレスキュー隊が、初期救出の任務に当たります。

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画像出典:岡山市消防局引用

災害は、いつ、どこで、どの様な規模で起こるか分かりません。ですから、動画で紹介した様に、消防隊員による、毎日の機材点検整備や体力トレーニングによって、私達の安全が守られているのです。

 

特殊災害対応車

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特殊災害対応者は一般の毒物劇物災害や放射性物質、生物剤、化学剤等の漏洩飛散流出による災害に対応する専用資機材を備えています。また隊員の安全確保と、迅速な救助活動のために、汚染された大気が内部に入ることがない、陽圧構造になっています。隊員は、災害現場に直接乗りつけ、質量分析装置や赤外線分光分析装置によって収集分析を行い、有害物質をいち早く特定して、的確に危険物回収活動や救助活動を行います。

 

拠点機能形成車

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東日本大震災では、

88日間に渡り、約110,000人の緊急消防援助隊員が被災地に出動しました。しかし3月の東北は低温豪雪といった過酷な気象状況であり、また津波浸水地域での厳しい活動など、隊員が激しく疲弊してしまいました。これまで、これほどの大規模で長期の活動は想定していなかったため、温かい食事やシャワー、トイレの衛生面などが十分でなく、大きな課題を残しました。これらを踏まえ、消防庁では被災地での長期かつ過酷な環境下での、消防応援活動を支援するための、後方支援物資財を積載した拠点機能形成車両を配備しました。

 

25m屈折はしご車

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画像出典:岡山市消防局引用

多様なビル火災に対応するのが目的です。垂直に伸びるはしご車に対して、この車両は、ビルの屋上を乗り越えて、人を運ぶ事が出来ます。

 

津波・大規模風水害対策車

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この車両には、水陸両用のバギーカーが、搭載されています。どの様な過酷な状況下でも対応できるように開発されました。

 

終わりに

この様に、一見備えは万全の様ですが、重要なのは、日頃の訓練です。自衛隊においても同じ事が言えますが、どんなに最新鋭の機材が配備されても、最終的にそれを運用するのは人です。どの様な環境下においても、その機械の性能を100%引き出すためには、日頃の訓練の反復練習こそが大切です。人の命がかかっているだけに、少しの妥協も許されません。私達の安心安全を、守る為に、日夜研鑽努力している隊員達に、感謝の念が絶えません。

 

次回は、その素晴らしき隊員達の晴れの舞台でもある、日頃の訓練の熟練度を披露する、「消防救助技術大会」をレポートして、消防救助に関するブログレポートを終了します。