祇園祭の前夜祭「宵山」30万の人で賑わう
こんにちは「とっきー」です。
今回は、祇園祭2回目です。祇園祭の前夜祭「宵山」のレポートです。
祇園祭の主役は「宵山」?
実は、私もそうだったのですが、「祇園祭」と言えば、「山鉾巡行」だと思っていました、多分、今でもそう思っている方は、多いと思います。ですから、日帰りにしても、泊まりにしても、「山鉾巡行」だけを見て帰る事が多かったです。しかし、ある意味「祇園祭」が最大に盛り上がる瞬間は、「宵山」だとも言えます。何故なら、2016年の「宵山」の人出は、32万人と発表されていました。もの凄い事ですよね。
「宵山」とは?
「宵山」とは、簡単に言えば、祇園祭の前夜祭みたいなものです。正確には、「神幸祭」「還幸祭」が行われる、前3日間を指しています。日程的には、「神幸祭」が7月17日ですので、「宵山」は、7月16日になります。7月15日は「宵々山」と呼ばれ、さらに本日、7月14日は「宵々々山」と呼ばれています。ただし本来は、「宵山」とだけ呼ばれていました。
同じ様に、「還幸祭」の前夜7月23日が「宵山」にあたり、7月22日が「宵々山」、7月21日が「宵々々山」です。
「宵山」の楽しみ方
(八坂神社⛩ちまき)
「宵山」が何故、これほど人気なのでしょうか?それは、京都の中心街が丸ごと、お祭り会場になるからです。「山鉾巡行」の時には、ただ眺めるだけしか出来ませんが、「宵山」の時には、名のある山鉾が四条通に横付けされ、近くで鑑賞する事も出来、中には体験乗車出来る山鉾も有ります。更に、各町内にも山鉾が展示されており、「ちまき」を始め、色々な記念品も販売されています。屋台もたくさん出ますし、特に7月15日、16日の両日は歩行者天国になりますので、祭は最高潮に達します。
「屏風祭」
宵山の楽しみの一つに、「屏風祭」があります。四条通に連なる、各山鉾を見ながら、町内の路地に入り、各町内にも展示されている山鉾を渡り見ながら、道すがら、「屏風祭」も開催されています。この「屏風祭」とは、主に山鉾町にある、京都の老舗や旧家などが、自ら所有する、文化財級の屏風や各文化遺産などを展示して、道行く人々も観覧できるシステムです。
色々な各町内を見て歩く私達に、「屏風祭」は、古き良き京都を堪能させてくれる瞬間です。
「神幸祭」「還幸祭」
本来の祇園祭は、この2つの神事の事です。
7月17日に行われる「神幸祭」に合わせて「山鉾巡行」が開催され、その日の夕刻、八坂神社から、3基の神輿が「御旅所」へと移されます。
7月15日の「宵宮祭」で御霊が神輿に移され「神幸祭」を経て、「還幸祭」の7月24日に八坂神社へ帰って行くのが、一連の祇園祭の流れです。この様な背景を知った上で、「宵山」に行けば、今までの何倍も祇園祭を楽しむ事が出来ます。なお、各山鉾の場所や屏風祭開催場所は、必ず事前に調べてから、行きましょうね。
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